今日のうんちくは疲労。

この話題は、きっと誰にでも関係のあることだと思う。

範囲を広げすぎてもアレなので、ひとつのことだけにしよう。
筋肉の疲労をとるとき、特に足の疲労をとるとき、休ませるだけでは効果的ではない。
疲労回復を促進するためには、最低でも休息状態の20%以上の血液を循環させる必要がある。
血液を循環させるためには、
1.揉む
2.お湯につける
3.胸(心臓)よりも高い位置に足を持ってくる。

などの方法がある。
このうち2番を実践するなら、さらに効果的な方法がある。
人間の血液は、拡張と収縮によって循環を早くすることができる。
血管が広がると血がそこに行き、収縮するとそこからは血の量が少なくなる。
つまり、、、お湯→水→お湯、と、交互に浸けると血の循環はよくなり、疲労は効果的にとれていく。
お湯にも水にも、3分浸けるのが1番効果的と言われている。

ここから先はちとマニアック。
体内の筋肉の疲労は、乳酸が溜まることによって発生する。
血液の循環がよくなると疲労が取れたように感じるが、実際にはその疲労は乳酸が分解されるまで回復しない。
そういうわけで、先の1〜3をした後、よく寝ることが大事なわけだ。

ここから先はさらにマニアック。
人間の身体のエネルギーはアデノシン3リン酸ATP)というエネルギー貯蓄分子が、最も効果的に最前線で筋肉にエネルギーを与えている。
このATPはエネルギーを放出すると、アデノシン2リン酸(ADP)とリンに分かれ、さらにアデノシン1リン酸(AMP)とリン×2に分かれてしまう。
この物質は使い捨てではない。
補充されることはあるが、使われたものを再生するのが基本だ。
AMPを寝ている間に逆の状態に戻す(AMP→ADP→ATP)ことで、再び使えるようにするわけだ。
だから、人間は睡眠をとらなければ疲労回復には至らないのである。

今日はここまで☆