幻のスネオの弟

2003年春公開の「のび太とふしぎ風使い」も見に行ったがあれは泣けた。 感動を禁じえなかった。 劇場でもらったドラえもんがうちわを持った人形もパソコンの上に飾ってある。
 さて、ドラえもんに登場する主要キャラクターの一人がスネ夫である。本名、骨川スネ夫、2月生まれ、背が低いのが悩みの御曹司の甘えんぼ・・・なのだが、実はスネ夫には弟がいることをご存知だろうか?ご存知の方は相当のドラえもんマニアか雑学家であると見て間違いない。
 スネ夫の弟はスネツグといい、ニューヨークのおじさんの家に養子として住んでいる。スネ夫からの見栄はりまくりの手紙で、兄が立派な人間だと信じ込んでいるかわいそうな少年である。
 もともとスネツグドラえもん連載初期の頃に脇役としてしばしば登場していた。だが、回が進むにつれ藤子・F・不二雄氏はそのことをすっかり忘れ、スネ夫は一人っ子という設定に変更されてしまったのだ。
 その後スネ夫には弟がいるという指摘を受けて再び登場することになり、その際上記の設定が加えられた。これはアニメでは1985年にお正月スペシャルとして放映されたので、覚えておられる方もいるかもしれない。
 今度スネ夫が画面に登場したときは、「この裏には暗い影を背負った少年がいるんだな」と思いながら見ていただきたい。・・・いや、別に思わなくてもいいのだが。