今日のうんちく

人間の身体は、太陽を浴びないと病になる。

子どものころに太陽にまったく浴びないまま過ごすと、深刻な病になる(クル病という)。
太陽の光を浴びるとビタミンDがつくられる。
ビタミンDは、骨と歯をつくるために使われる。
これがないと、ちょっと転んだだけで骨がボッキリ折れてしまう。虫歯にもなりやすい。
先に挙げたクル病というのは、骨や歯の発達に異常が起きる病である。

骨を丈夫にしたいのであれば、このビタミンDがとても重要であることは、あまり知られていない。
みんな骨を丈夫にするために、牛乳を飲もうとする。
しかし、じつは牛乳は骨を丈夫にするにはあまり向いていないのでは、という疑惑がある。
牛乳は栄養豊富で、完全栄養食(完全無比な食べ物のこと)に近い食物だと言われている。
しかし、ビタミンDは入ってない。
そして、牛乳に入っているカルシウムは、それほど吸収されないらしい(牛乳協会の人の意見は逆だが)。

では、骨を丈夫にするには何をしたらいいのか。
1.チーズなどからカルシウムを摂り、しいたけなどからビタミンDのもとになるものを摂る。
2.お日さまとちゃんとつき合い、ビタミンDをつくる。
3.運動して、骨に刺激を与える(特にウェイト系がいい)。

3について。
骨は、刺激を受けるとより硬くなる。
ダンベルや鉄アレイの筋力トレーニングは、筋肉だけでなく骨も強くするわけである。
みんなマッチョでひとつ。今日はこのへんで。